
木造住宅は現在では造れる職人がいないために非常に珍しい住宅でしょう。
ですが、沖縄県には木造住宅を造ることが出来る職人が集まっている企業があります。
大工になるためには最初は安い給料で見習いとして働いているため、住み込みで働いている大工見習いもいるでしょう。
住み込みの場合には家賃や光熱費や食事などの生活に必要な費用は全てを親方のご自宅で出してもらえるため、もらうことが出来る給料はお小遣い程度しかもらえません。
それでも生活を補償されている中で大工の勉強を出来ることから、多くの若い人が住み込みを希望していますが、現在では労働法が厳しくなったので、住み込みを雇っている親方は少なくなっています。
住み込みで大工の勉強をして一人前になった場合には速やかに自分で部屋を探して一人暮らしをしますが、見習い期間が終わるまでは、3年程度必要となるため、多くの人が途中でリタイアするでしょう。
一人前になった大工は将来、自分で会社を持つことを夢見て一生懸命に働いていますが、独立できる職人は極一部のみでほとんどの職人が親方の下で働いて給料をもらっているため、一般サラリーマンと変わらない働き方をしています。
独立には大工としての経験や知識のみではなくて、経営に関する知識が必要となるために独立を希望する場合には、親方から経営に関する勉強も必要となるために、最低でも10年の年月が必要となるでしょう。
経営に関する勉強には職人を育てる知識も必要となるため、親方の下で働いているときから、後輩の指導をすることが必要です。